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2008年08月06日 (Wed)

探し物はなんですか。

見つけにくいものですか?


(T∈T*) はい。とっても…。

だって首輪ですもん。


じゃあ、そろそろシャワーして帰る準備しないとね^^
「せつな。こっちにおいで。」
首輪とらないと濡れちゃうからね。
そんな風に言いながらせつなから抜き取った首輪を見て
「ん。今日も染みになっているね。」
革の内側で波紋状に濃くなってる部分を指しながら言う。

『今日はそれほど染みになってないよぅ…。』
とっても恥ずかしくて何も言い返せない…。
言葉にならなくてモゴモゴしてしまう。

ranさんが指摘したようにせつなの汗が染み込んで
内側の革は深い色合いに染まっている。
まさに二人の過ごしてきた時間の色だ。
『だからとても大事なんです。この首輪がいいんです。』
恥ずかしくてとても言えない告白を胸の中にしまう。
すっきりしてしまった首周りに逆に違和感を覚えながら
この首輪がせつなにとってどれくらい大切なものか改めて
感じていたのだった…。

そのあと、バタバタッっと出て、夕飯を食べて、バイバイをして…。
いつものようにお家についてから、
ranさんに今日もありがとうメールをして…。
ふと……。くびわ…。??
「あれ…どうしたっけ?」(゚∈゚*)??
記憶にないなぁ…しまったっけ?
外してもらってそのままテーブルに置いちゃった気がする。

ranさんが鞄に色々(お道具を)しまってくれた。
テーブルの上にあった首輪もしまってくれたかな?

(T∈T*)あうーん。全く記憶がないよ!!

(T∈T*)シクシク。
鞄に首輪はいってますか?
心配でranさんにメール。

[あれ?はいってないよ?せつな持ってるの?]

(T∈T*)ガガーン!!!
持ってないです!テーブルの上に置いておいたんですけど。

[うーん、ないみたいだよ?]
どうしようranさんどうしようッ!!
半べそなせつなである。

どうしようどうしよう。ヤダヤダ。
もうどうしよう…ranさんどうしたらいい??

(T∈T*)グスグス…。

取り乱すせつなを落ち着かせるようにranさんは
[また首輪買って上げるから。落ち込まないの!]
ことさら明るく言う。
そうじゃないよ…せつなはあの首輪がいいの!
どうしてもアレがいいの。

ranさんに責められて流した汗が染みこんでる首輪。
それは世界に一つしかない。
年月を重ねて黒く変色した内側の革。
それはどんなものにも換えられないのだ。

[分かっているよ。二人にとって大事な物だもの。]
せつな、どーしてもアレじゃないとヤダ。
もう二度とあの首輪を付けれないと思うと悔しくて悲しくて…。
いつまでもグズグズ言っているせつなに
[明日ホテルに電話してみるよ]
だから今日は寝なさい。
ranさんがそう約束してくれた。

翌日、ranさんは朝いちばんでホテルに電話してくれたらしい。
[なかったよ。困ったね。]
ranさんのメールを見て二度とあの首輪ができないことを知る。

ほろほろ。
泣いてしまう。
どうしようもない現実を受け入れられない悔しさに。

そうか…そうなんだ…。
仕事をしていてもふと思い出す…。
ジワッっと目頭が熱くなる…。
せつなの首輪どこいっちゃったんだろう…。

ほんとうにどこにいってしまったの……。


あ。
僕の鞄のポケットに入ってた。ごめんごめん。


5日後ぐらいにranさんからメールがひょっこり着た。
ポケット見たって言ってたじゃん!
ほら、もう一つの方(調教鞄じゃない、普通の)鞄の外側のさ、
ところに入ってたよ^^アハハよかったね。



アハハじゃない…。

いやー、あの外側のポケットも見たんだけどな。
底に入ってたのかな。なんで見落としたかなぁ^^
急いで出たからあっちに突っ込んじゃったのかな?
まさかあっちの鞄に入ってるとは思わなかったなぁ…。

よ…よかっ…たぁ…
(T∈T*)

放蕩息子の喩えと同じである。
まさか返ってくるとは思わなかった首輪。
どんな理由であれ手元に戻ってきたのだから
ranさんを責めようとは思わなかった。
むしろ喜び100倍といったところである。

これからはきちんと袋にいれて大事にしよう。
ちゃんとしまうところまでせつなが責任を持とう。
探し物は見つけにくいものだったが
探し物をしている最中に色んなことを考えた。
そして一つの結論を得た。

この首輪はなにものにもかえがたい特別なものだってことだ。


(゚∈゚*)ねね、ところでさ、
「ほてるに電話した時、何ていったのぅ?」
「赤い首輪、ありませんでしたか?^^;って聞いたよ^^;」
「えーハズカシー」(゚∈゚*)!
ranさん恥ずかしくなかったのぅ?
よく言えたねぇ…。
「そう聞くしかないでしょう!?」

(゚∈゚*)そりゃそうだ。

ププ…ranさんごめんネv
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