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2006年05月29日 (Mon)

Comparison Products Tests

だいたい、ご主人様がどう偉いわけよ?
せつなだって同じように学業を修め、会社で働き、自立してる。
ソフィストケイトされた一人の女性だ。(と思っている)
同じ立場の人間を唯一無二の支配者と思えないし、
もしもし、せつなより仕事ができない人だったら?
尊敬することもなく絶対的な支配者とも思えないだろう。
ranさんはその点で気持ちの束縛はしない人だった。

SMサイトには、「奴隷募集」や「ご主人様募集」の掲示板がある。
ありのままの姿のアナタを受け入れます。
秘めている欲望を現実のものにしてみませんか。
そういう趣旨が多かった。でも、また
牝奴隷などという表現やハードな内容の書き込みも多く
せつなはMだとは思えないので、誤解を恐れずに言うならば
そのような表現は受け入れがたい。
そんなせつなにとってranさんのバランス感覚は理想的だった。
ranさんのこと。を読む

しかし、ranさんとすぐ打ち解けた訳ではなかった。
せつなは文字だけの世界に不信感を持っていたし
あんなサイトに来ていたranさんを色眼鏡で見ていた節もあった。
この人はSなんだ。そういう先入観に常に囚われていたし。
今思うと、可笑しいのだけど…w
せつなはranさんを検討した。

ranさんの出生時間を聞いてホロスコープを作成すると
驚くほどせつなにとって理想の配置だったのだ。
セックスするならこの配置の人かなーと思っていたのとほぼ重なった。
「いるんだなこんな人…。」

ranさんも同じようにせつなを吟味しただろう。
「もっとお堅くて、真面目すぎるタイプかとおもったよ」
実際はそこまでではないけどね。ちょうどいいかな?
ranさんは実際に逢ってからそうせつなを評した。
その当時のせつなは、どうして今に至るのか
ranさんに知ってもらいたかったし何かしらの指針が欲しかった。
ranさんにとっては重かっただろうし、鬱陶しかったと思う。

ブログをちょっと読んでもらえば分かるように
せつなは理屈っぽく頑固で、納得しないとすすめないタイプなのだ。

ranさんはせつなを特別な相手とは思ってないようだった。
このまま、終わりたくない…。
ranさんにメールをして…お返事を待っていた。
お返事はこなかった。
それがranさんのお返事だった。
せつなは比較検討の結果、落選したのだ。それを受け止めるしかなかった。

せつなは他のSさんと(掲示板情報ですが…)比較すればするほど
ranさんがよかった。ranさん以外とは無理だとおもった。
二人の中間点は××駅だね、という会話をしたことがある。
その日、せつなは××駅に仕事で訪れていた。
終日ranさんのことを未練がましく思っていた。とうとう
いけないと思いつつも発作的にranさんにメールをしてしまった。

「今、××駅です。ranさんのことを懐かしく思い出してました。」
なかなか吹っ切れないものですね…。

「そんなに僕のこと思ってくれてたんだ。」
ranさんがなんと!お返事をくれた。

温情的で、めがねをかけていて、A型でさそり座で
優しくて楽しいSさんはいない!ranさんしかいない。
ranさんがいいです。ranさんじゃないとダメなんです…。

「ranさんのペットにしてください。」

「わかったよ。僕のペットにしてあげる。」

さまざまなブログを読んでいて気がついた。
文章の書き方、コメントの内容…
おざなりにコメントしてる人もいるし、
気持ちがちゃんと入ってる人もいる。
文字だけでも意外と「人となり」が透けることがある。

ranさんにここまで固執したのは
ranさんの人柄に惹かれたからです。
逢ってもいなかったのによく言うよ、そう思われるかもしれない。
でも、会話の行間から、彼の謙虚さや、思慮深さを感じ取って
この人なら無責任なことはしないなと思えたのです。

慎重で臆病な二人ですからなかなか進展しませんでした。
少しずつお互いの情報を交換したり、日常のことを報告しあったり。
ranさんは、なかなか「逢おうよ」とは言ってくれなかった。
せつなはもうその頃にはranさんを信用していたし
お友達としてでもお逢いしたかったのでranさんが
切り出してくれるのを心待ちにしていたのだけど。

初夏に知り合った二人だったが季節はもう秋だった。

「僕と逢ってみたいかい?」

やっとせつなは収穫の時期を迎えたのだったv
「ハイ!」せつなはもちろん即答したよ。

収穫したranさんを味見するはじめての~待ち合わせ。を読む


♪JULES MASSENET:Meditation de "Thais" 
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